東工大音ゲーサークルBEATECH

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東工大音ゲーサークル"BEATECH"(通称べあてち)の公式ブログです。

音ゲーのやめ時

この記事はBEATECH新歓ブログリレー2023 8日目の記事です。

はじめに

 皆様はじめまして。BEATECHのK-Shoot Mania担当をしております、21Bのとうもろこ神です。某GiG○のお店で主にオンゲキを遊んでいるC012Nという者でもあります。

 新入生の方、ご入学おめでとうございます。弊サークルに入部してくださった方は入部ありがとうございます。ぜひこのサークルでたくさんの思い出を作っていただけると幸いです。

本題

 とまあ、希望に満ち溢れているであろう新入生に向けて挨拶を書いたわけですが、私がこの記事で話したいことはタイトルにある通りあまり明るいことではありません。(どうして新歓でそんな重いこと書こうと思ったんですか???)今は音ゲーが楽しくて仕方ないかもしれませんが、音ゲーが楽しくなくなる瞬間はきっと来ます。その機種が楽しくないのか、音ゲー自体が楽しくないのかは人それぞれだと思いますが、ある事を永遠に楽しみ続けることはほぼ不可能です。だからこそ、そうなってしまった時のためにこの記事を書こうと思います。

楽しくなくなるのってどんな時?

楽しくなくなる瞬間その1「実力の停滞」

 さて、どんな時に楽しくなくなるのか。恐らく最も多いのが自己ベストが出ない、レートが上がらないといった停滞期だと思います。ここで楽しくないと感じてしまう原因は音ゲーに求めていることが「プレイする楽しさ」から「記録を出す達成感」に変わってしまうことだと考えています。始めたての頃は単純にプレイするのが楽しかったけれど、最近はSSSが出ないと喜べない。そのようなことは決して不自然ではありません。目標を達成すればするほど新しい目標は難しくなっていき、どこかで壁に当たってしまいます。そして記録が出なくなったとき、面白さが感じられなくなってしまいます。

 

楽しくなくなる瞬間その2「つまらない新曲」

 次に紹介したい原因は、追加された新曲が面白くなかったケースです。機種に関わらず、ノーツデザイナーやその曲のコンセプトによって譜面の特性は大きく変わります。得意な操作をたくさん要求してくる譜面は特に問題ありませんが、苦手な操作を何度もする羽目になる譜面はどうしても楽しみにくいです。そういった"つまらない"新曲が追加されると「今後はこういう譜面が増えていくんだな」「これがこれからのスタンスなのね」といった感覚を嫌でも持ってしまいます。また面白みが感じられない似た譜面が追加されていくんだと思うと、その音ゲーを続けるモチベーションがかなり下がってしまいます。

 

楽しくなくなる瞬間その3「周りより下手くそ」

 周りに同実力帯の音ゲーマーが何人もいる環境だからこそ起きるのがこの現象だと思っています。今まで同じくらいの実力のいわゆるライバルだと思っていた人が自分よりずっと上手くなった時、どう感じるでしょうか。単純に「あいつはすげえ!」と思える人は心配ないですが、「それに比べて自分は下手くそなままだ」と感じてしまう人は要注意です。というかほぼアウトです。どうあがいても音ゲーの上達速度には差があります。プレイ頻度や認識能力、指の独立性など、個人個人が持ち合わせる能力は同じではありません。必ず自分を軽々と抜かす人物は居ます。そういったときに純粋に相手を褒められる精神を持っておかないと、自分を卑下することしかできなくなってしまいます。

 

楽しくない時、どうすればいい?

 単刀直入に言います。音ゲーをやめましょう。

ただ、ここでいう「やめる」は決して未来永劫プレイしないことではありません。卒業ではなく、休学というイメージです。なぜやめた方がいいのか、それは音楽ゲームはあくまでゲームであり、娯楽だからです。時間やお金、労力を使ってつまらない体験をする、これがどれだけもったいないことなのか自覚してほしいです。その時間やお金があればもっと別の趣味が始められます。そのほうが何倍も幸せなんじゃないかと思います。音ゲーは義務ではないですし、サークルに所属してるからにはプレイしなきゃいけない、そんなことは無いはずです。楽しくないんだったら、やめちゃえばいい。そう思うだけでかなり気楽になります。

 また、「やめ方」にも種類はあります。1つは音楽ゲームそのものをやめることです。他の趣味に手を付けて改めて音ゲーが面白かったんだと感じることもありますし、それでも他の趣味の方が楽しいんだったらその趣味を継続してみてください。(たまには音ゲーに戻ってきてくれると嬉しいです!。)2つ目は他の機種を触ってみることです。メイン機種がつまらなくても、他の機種で急成長できる喜びがあるかもしれません。そして他機種で壁を感じたらメイン機種に戻ってみる。そうやって色々な機種を遊んでいる人は周りに居ますし、何よりBEATECHには他機種の先輩がたくさんいます。その機会を活かして手を出しづらい機種に手を出してみると面白いと思います。サークルメンバーという強い味方に頼らない手はないです。

 

楽しくなくなる時のために

 ここまで音ゲーをやめようと言ってきたわけですが、私は音ゲーと距離を置くのをかなりためらいました。実は2月の後半あたりからモチベーションが下がって3月はかなり虚無でした。その時音ゲーをやめようと思ったとき、音ゲーサークルという団体で生まれた人間関係が崩れてしまうんじゃないかと感じました。ゲーセンに行ったらなんか居て、なんとなくマッチングしたり、雑談したり、そういった関係性はかけがえのないものです。そこで縁が切れるのを恐れて音ゲーがやめられずお金だけがなくなっていくのはもったいないです。だからこそ、サークルメンバーと音ゲー以外の関わり方を見つけてほしいです。他のゲームを一緒にプレイしたり、飯食いに行ったり、映画見に行ったり、音ゲーじゃない関わりがあるだけで友人関係がぐっと深まります。何より、少しの期間音ゲーをやめたところで関係性は崩れない信頼感があります。仲いい奴らでDiscordサーバーやLINEグループを作ると面白そうですね。そういった友達を作るきっかけとしてBEATECHを活用してほしいです。

 

最後に

 ここまで画像も無い生真面目な長文を読んでいただきありがとうございます。言いたいことはほぼ全部詰めたつもりです。結局音ゲーを中断してもやりたく時はあります!音ゲーは楽しめる時にとことん楽しめ!!!